

この記事でわかること
- なぜ、記事を書くよりも前にやるべき初期設定があるのか
- ゼッタイすぐにやるべきブログの初期設定
- できるだけ早くやるべきブログの初期設定
- ブログ運営をするなら最低限入れるべきプラグイン
- そのうちやるべき設定や作業
ワードプレスでブログを開設できたあと、記事を書く前にやるべき作業が初期設定です。
特にメインの設定を後まわしにしてしまうと、将来的に大幅な修正が必要になるケースもあります。

とはいえ、はじめての作業となると何をどうすればいいのか迷う方がほとんどです。
そこで今回は「ブログ記事を書く前にやるべき初期設定」について解説します。
この記事を読むことで、ブログを開設したばかりの初心者でも迷わず初期設定ができますよ。
目次 タップすればとびます
【はじめに】なぜ記事を書く前にやるべき初期設定があるのか
ブログを開設したら「早く記事を書こう!」という気持ちになるものです。
しかし、それはオススメできません。
なぜなら、記事を書く前に”必ず”やっておくべき「初期設定」があるからです。
必須の初期設定をあとまわしにしてブログ運営を始めると、以下のようなトラブルが起こることも…
初期設定を後回しにした場合のリスク例
- サイトのセキュリティが甘くなる。
(結果、外部から攻撃されたり、乗っ取られるリスクが高くなる。) - SEO的に不利な設定のままになり、検索結果に表示されにくくなる。
- あとから設定を変更したくなった時、全記事を修正する必要が出てくる。
- 読者にとって使いづらいブログ構造になってしまうことがある。
特に「SEO」と「セキュリティ」の問題は、ブログの成長や信頼性に直結する重要な部分です。
また、最初に設定しておけば数分で終わるような作業でも、記事をたくさん書いた後に変更する場合は修正に何時間もかかることがあります。

あとから修正作業にかなりの時間をとられたことがあります…
何をするにも基礎となる土台作りがとっても大切です。
だからこそ記事を書く前に「初期設定をきちんと済ませておく」のが大切なポイントとなります。
そうすることで「効率よく・安全に・成果を出すためのブログ運営」をはじめることができるんです。
【ワードプレスブログ開設後】すぐにやるべき初期設定
ワードプレスを開設した直後、すぐにやるべき設定は3つです。
これらの設定を後回しにすると、ブログの安全性が下がったりSEOに悪影響が出る可能性があります。
必ず記事を書く前に設定を済ませましょう。
・すぐやるべき設定1:SSL化の設定
SSL化の設定とは、ブログのURLを「http://」ではなく「https://」で始まるようにすることです。
この設定をするとブログと読者の通信が暗号化されるので、第三者によるデータの盗難や改ざんを防ぐことができます。

SSL化をしていないと、以下のようなリスクやデメリットがあります。
- ブラウザに「保護されていない通信」と表示され、訪問者に不信感を与える
- フォームなどから入力された情報が盗まれる危険がある
- Googleの検索順位に悪影響が出る(SEOにマイナス)
読者が危険に晒されるのはもちろん、サイトへの不信感も与えてしまうんです。
また、SEO的にもよくないのでSSL化の設定は必ずやるべき設定だといえます。

そのとおり。
ここ数年で、かんたんにワードプレスのセットアップができる仕組みが各サーバーで出てきました。
(例:エックスサーバーの「WordPressクイックスタート」・コノハウィングの「かんたんセットアップ」など)
こういった仕組みをつかってブログを開設した場合、サーバー側のSSL化は自動で適用されることがほとんどです。
現在はこの方法でブログを開設する人がメインになり、基本的に自分でSSL化の設定をする必要がなくなってきました。
しかし、開設したときの状況によってはSSL化の設定が自動で反映されていないケースもあります。
(クイックスタートを使わずに手動でワードプレスを開設した場合など)
そのため、しっかりSSL化ができているかワードプレス側で確認しておくことが大切です。
・WordPressでSSL化されているか確認する手順
それでは、ブログがSSL化できているかワードプレス側で確認していきましょう。
まずはワードプレスの管理画面「設定」から「一般」をクリックします。
「WordPress アドレス (URL) 」と「サイトアドレス (URL)」を確認してください。
- WordPress アドレス(URL):
WordPress本体が置かれている場所のURL。 - サイトアドレス(URL):
ブログの訪問者がアクセスするURL。
URLが「https://」で始まっていれば問題ありません。
注意ポイント
もしURLが「http://」ではじまっていた場合は、サーバー側の管理画面でSSL化が完了しているか確認しましょう。
その上で実際に「https://」でブログが正しく表示されるかチェックします。
サーバー側のSSL化やブログの表示に問題がなければ、WordPress管理画面の「一般設定」でURLを「http://」から「https://」に変更してください。

【エックスサーバー:サーバー側でSSL化の設定を完了させる手順】
ここをクリックして詳細確認する
- Xserverサーバーパネルにログイン
- ドメイン欄の「SSL設定」をクリック→対象ドメインを選択
- 「独自SSL設定の追加」タブで、SSLが設定済みか確認
未設定なら「変更」をクリックして無料SSLの追加申請をして反映を待つ(数時間かかります)
【コノハウィング:サーバー側でSSL化の設定を完了させる手順】
ここをクリックして詳細確認する
- ConoHa WINGの管理画面にログイン
- 対象ドメインを選択し、「サイト管理」→「サイトセキュリティ」→「無料独自SSL」の順にクリック
- 「無料独自SSL」が【ON】になっていればOK
未反映の場合は【ON】をクリックして反映を待つ(数時間かかります)
・すぐやるべき設定2:メタ情報の削除
つぎにやるべき設定が「メタ情報の削除」です。
「メタ情報」とはログインするためのリンクやRSSフィードなど、管理者しか使わない情報のこと。
ワードプレスをインストールしたばかりの状態では、この情報がそのままブログに表示されています。
この情報がブログに表示されていると不正アクセスにつながったりするので、セキュリティ面で危険です。
読者にとっても不要な情報なので、ブログを開設してすぐのタイミングで表示を消しておきましょう。
・メタ情報を削除する手順
まず、ワードプレスの管理画面から「外観 → ウィジェット」をクリックしてください。
つぎに、「サイドバー」欄にある「メタ情報」をさがして削除すればOKです。
なお、メタ情報が表示されている場所は、使用しているテーマによって異なります。
多くのテーマでは「サイドバー欄」に表示されていることがほとんど。
しかし、一部のテーマでは「フッター欄」に表示されていることもあります。

・すぐやるべき設定3:パーマリンクの設定
3つ目の設定が「パーマリンクの設定」です。
パーマリンクとは「記事ごとに設定するURL」のこと。
この記事のURLで言うと、いちばん最後の部分がパーマリンクにあたります。
この記事のパーマリンク
https://parejatrabajando.com/wordpress-setting/
パーマリンクの設定は、ブログを開設したらできるだけ早い段階で設定するべき部分です。
できるだけ早い段階で設定すべき理由
- 初期設定のままだと「?p=123」のような、意味のない文字列のURLになってしまうから
- Googleも「URLはできる限り記事の内容にそった意味のある文字列にすること」を推奨しているから
- 記事がたまってから設定を変更すると、すべての記事URLが変わってしまいSEOの評価に悪影響を与えるリスクがあるから
- リダイレクト設定(旧URLから新URLに自動転送)することもできるが、作業に手間も時間もかかるうえに変更するリスクが大きいから。

ということは、記事を書きはじめる前に設定しなくちゃいけないね!
そのとおり、記事を書き始める前に設定しておけば、あとからパーマリンクに悩むことはなくなります。
ただし、基本的にパーマリンクは一度設定したあとはゼッタイ触ってはいけない部分です。
設定した後にまたパーマリンク構造を変えてしまうと、結局URLが変わってしまうからですね。

結果、あとから泣く泣く変更を決意。修正にかなりの時間をとられました…
そのため、二度と後悔しなくてすむパーマリンク構造を選ぶのはかなり重要なポイントです!

それではここから「ブログを運営する上で二度と後悔する必要のないパーマリンク設定の手順」をご紹介します。
・パーマリンクを設定する手順
まず、ワードプレスの管理画面から「設定 → パーマリンク」をクリックしてください。
すると、以下の画像でわかるとおり、複数の構造からパーマリンク設定を選ぶことができます。
パーマリンク構造 | URLのイメージ |
基本 | https://parejatrabajando.com/?p=123/ |
日付と投稿名 | https://parejatrabajando.com/2025/01/01/url-image/ |
月と投稿名 | https://parejatrabajando.com/2025/01/url-image/ |
数字ベース | https://parejatrabajando.com/123/ |
投稿名 | https://parejatrabajando.com/url-image/ |
カスタム構造 | 専用タグを組み合わせて自分好みのURLの構造を決める |
- 「基本」と「数字ベース」の末尾のURLは、自動的に割り振られる文字列になります。
- 「url-image」部分は、記事を投稿する時に自分で決めたURLになります。
- 「日付と投稿名」と「月と投稿名」の日付は、公開日(月)が適用されます。
(※記事を更新するだけならURLは変わりませんが、公開日を変更するとURLが変更されてしまいます。運用には注意が必要です。)

わたしの個人的な意見にはなりますが、パーマリンクの初期設定でオススメするのはズバリ!
個人ブログを運営する場合は「投稿名のみ」です。
なぜなら、Googleが推奨している構造に近いものだから。
- わかりやすい URL を使用する:
可能であれば、長い ID 番号ではなく意味のある単語を URL に使用します。- パラメータの使用はできるだけ少なくする:
可能な限り、不要なパラメータ(コンテンツに影響を与えないパラメータ)を削除して URL を短くします。
ということで、この画面では「投稿名」を選択して、画面いちばん下にある「変更を保存」をクリックしましょう。
あとは記事を投稿するときに、その記事の内容にそったシンプルな投稿名を考えるだけです。
なお、単語を区切るときは「 ー(ハイフン)」を使うようにしてください。
なぜかというと、こちらもGoogleが推奨しているからですね。
- 単語を区切るのにハイフンを使用する:
可能な限り、URL 内の単語は区切ることをおすすめします。具体的には、URL 内の単語を区切るにはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使うようおすすめします。それにより、ユーザーや検索エンジンが URL のコンセプトを理解しやすくなるからです。
・「ゼッタイだめ??」他の設定にしてみたい気持ちがある場合

でも、URLに日付を入れてみたい気持ちもあるんだけど…
前述したとおり、個人的には過去の失敗談から「投稿名のみ」がオススメです。
とはいえ、「”投稿名のみ”が正解」というわけではありません。
「ゼッタイ日付入ってたほうがよさそう!」と思う方は、その構造を選べばいいです。
正直なところ、自分自身が後悔した経験からオススメはできないんですけどね…
でも、最終的に判断するのは自分です。
考えがあって他の構造にする場合は、自分の判断を優先してもOK。
いちばん大切なことは「一度設定したパーマリンク設定は、二度とかえない」ということです。

【ワードプレスブログ開設後】できるだけ早くやるべき設定や作業
前の項目で、すぐやるべき設定は終わりました。
ここからは、ブログ開設後にできるだけ早くやるべき設定や作業についてお伝えしていきます。
できるだけ早くやるべき設定や作業
本項目ではワードプレスの設定画面上、「できるだけ早く設定すべき項目」と「あと回しでも問題ない項目」がまざって表示されている部分があります。
将来的にサイト全体の流れがつかみやすいよう、「あと回しでも問題ない項目」もいっしょに紹介している箇所があります。

1:WordPressのテーマを導入
ブログを開設したら、できる限り早い段階でWordPressのテーマを導入します。
WordPressのテーマとは
ブログの「デザイン」と「機能」をまとめたテンプレートのこと。
htmlやcssの知識がなくても、ブログの見た目や機能をガラッと変えることができる。
テーマをいれるメリットは、以下の通り。
テーマを入れるメリット
- 知識がない人でも、サイトのデザインをプロのように整えることができる。
=読者がブログを見やすくなる。
(信頼感のアップにつながり、ブログの滞在率もあがる。) - 有料テーマの場合は、テーマにSEO対策の機能が搭載されていることがほとんど。
=検索結果の上位表示を狙いやすくなる。

そんな便利なワードプレスのテーマですが、有料から無料のものまでたくさんあります。
そのため、「試しにいろんなテーマを使ってみたい!」と考える方が多いかとは思いますが…
ブログ運営の途中でテーマを変更するのは、かなり大変な作業になります。

そのため、はじめから二度と変更しなくてもいいと思えるテーマを入れておくようにしましょう。
人気テーマの一例は以下のとおりです。
テーマ | 価格(2025年7月現在) |
Cocoon(コクーン) | 0円 |
AFFINGER(アフィンガー) | 14,800円 |
SWELL(スウェル) | 17,600円 |
なお、このブログは「AFFINGER(アフィンガー)」をつかっています。
なぜなら、たくさんあるWordPressテーマの中でもひたすら『稼ぐ』に特化したテーマだからですね。

ブログ運営を開始するための軍資金を稼げば、テーマ代も実質タダでスタートできますよ。
2:ASPサイトに登録
つぎは、「ASPサイトに登録」をしていきます。
ASPサイトとは、広告主と自分のブログをつないでくれる仲介業者さんのことです。

登録することで、アフィリエイトできる商品やサービスを探せるようになります。
ASPサイトは複数の会社がありますが、同じ案件でも報酬額が異なることも多いです。
ということで本来は案件単価を比較するべく、すべてのASPサイトに登録すべきですが…
ぶっちゃけ、初心者がはじめにたくさん登録しても使いこなせないんですよね。
なぜならブログを開設してすぐの時期は、ワードプレスの操作や設定について調べることがたくさんあります。
そのため、ただでさえ記事を書く時間をつくるのにも必死な時期です。
そんな中で初心者がすべてのASPを比較するのは大変なもの…

ASP会社さんによっては審査が厳しくて落ちてしまうこともあるんですよね…
右も左もわからないブログ初心者は、審査落ちするだけでやる気を奪われる可能性も大!
…ということで、この段階でブログ初心者がまず登録すべきは、以下2サイトです。
まず登録すべきASPサイト | 特徴 |
A8.net |
国内最大手のASPで案件の種類も数も幅広い! |
もしもアフィリエイト |
楽天やアマゾンを紹介するなら必須! |
なぜなら「 A8.net 」と「 もしもアフィリエイト 」は審査なしで登録ができるから!!
どちらも無料なので、サクッと登録をすませておきましょう。

>>> 業界最大手のASPサイト「A8.net」の登録方法を確認してみる
なお、ここまで言ってなんですが…
先ほどもお伝えしたとおり、同じ案件でもASPサイトによって報酬額が異なることも多いのが実情です。
最終的には、すべてのASPサイトに登録しておくのがベストではあります。
ということで、いくつか記事を書いて余裕が出たら、メインどころのASPは追加で登録しましょう。
余裕があれば登録したい!メインのASP
3:Googleアナリティクスの設定
つぎに「Googleアナリティクスの設定」をすすめます。

かんたんにいうと「無料でサイトのデータ分析ができるツール」がGoogleアナリティクスです。
設定することで、以下のようなデータを無料で取得できるようになります。
- サイトを見た人の数(PV・ユーザー数)
- どのページによくアクセスがあるのか
- どんなデバイスでアクセスしているか(パソコンやスマホ)
- アクセスしてくれた読者の男女比や年齢、地域など
- どのくらいの時間サイトに滞在していたのか
ブログ運営する人にとって「データは宝」といっても過言ではありません。
15分ほどあれば設定できますので、以下の記事を参考にサクッと設定をすすめていきましょう。
4:Googleサーチコンソールの設定
Googleアナリティクスの設定が終わったら、つぎは「Googleサーチコンソールの設定」です。
無料で自分のブログ(サイト)が読者にGoogle検索でどう見られているかを確認できるツールなので、ぜひ登録しましょう。

よくGoogleアナリティクスと混同されがちなGoogleサーチコンソール。
違いをかんたんにいうと、読者が「ブログに来る前の動き」を見える化できるのがサーチコンソールです。

ブログ運営する人にとっては、どちらも登録必須のツールですね!
なお、前の項目でGoogleアナリティクスの設定が完了していればわずか3分もあれば設定ができます。
ぜひ以下の記事を参考にして設定をすませていきましょう!
5:一般設定とプロフィールの入力
ここからは、サイトの基本的な情報を入力していく作業です。

注意ポイント
どの項目も、入力が完了したら画面のいちばん下にある「変更を保存」のクリックを忘れないようにしてください。
(その都度ボタンをクリックする必要はありませんが、作業を中断するときや画面を切り替える場合はクリックしてください。)
■ 一般設定
ワードプレス管理画面から「設定 → 一般」をクリックして、一般設定の管理画面にうつってください。
画面が切り替わったら、各項目の入力をすませていきます。
1:サイトのタイトル(+キャッチフレーズ)
はじめに自分で考えた「サイトのタイトル」を入力します。

サイトタイトルは、検索結果やブラウザのタブに表示される名前になります。
ブログのジャンルやターゲット読者がわかるようなタイトルにすると効果的です。
その下にある「キャッチフレーズ」は、サイトの内容をカンタンに説明するものです。

ですが、記事がある程度増えてブログの方向性がしっかりと定まってからでも問題ないですよ。
2:サイトアイコン
つぎに、サイトアイコンが決まっていれば画像を登録します。
サイトアイコンは、検索結果やブラウザのタプに表示されるアイコンのこと。

いますぐ設定しないといけないもの、というわけではありません。
しかし、独自のアイコンにすることでオリジナル感が出て読者の印象に残りやすくなります。
自分のブログの世界観にあうオリジナル画像が出来上がったら、ぜひ設定しましょう。
3:アドレス(URL)
この欄は「すぐやるべき設定1:SSL化の設定」で確認が終わっているはずです。
まだ見ていない場合、サイトのセキュリティ面からもすぐに確認しましょう。
>>> 本記事内【 すぐやるべき設定1:SSL化の設定】までもどる
4:管理者メールアドレス
ここでは、サイト全体に関わる重要な通知を受け取るための「メールアドレス」を入力してください。

使用頻度は高くないですが、必ず受信できるメールアドレスを設定しておくようにしましょう。
5:メンバーシップ(新規ユーザーのデフォルト権限グループ)
この項目は、外部ユーザーがサイトにユーザー登録できるようにするための設定です。
個人でブログ運営する場合は使用しないため、チェックを入れる必要はありません。
メンバーシップを使用するケース
- 複数人でブログを運営する場合
- オンラインサロンや会員限定コンテンツを提供する場合
- ユーザー登録制のコミュニティサイトを運営する場合
その下にある「 新規ユーザーのデフォルト権限グループ」に関しても、「メンバーシップ」にチェックを入れた場合に設定が必要な部分なので、ここでは設定不要です。
6:サイトの言語
つぎに「サイトの言語設定」をします。「日本語」を選択しましょう。
7:タイムゾーン
「タイムゾーン」の設定欄です。「東京」を選択してください。
8:日付・時刻の形式、週の始まり
さいごに、日付や時刻の表示形式、週の始まり(曜日)を選択していきます。
特にSEOに影響する部分ではないため、読者の見やすさを意識しながら好みで設定してOKです。
個人的には以下のように設定しています。
日付形式:Y年n月j日
日本語のブログとして、わかりやすい表記で読みやすいから。
時刻形式:H:i
24時間表記なので、午後・午前を意識しなくてよくなるから。
週の始まり:日曜日
一般的なカレンダーと同じ(多くの日本人にとって自然な)基準だから。
入力が終われば、さいごに「変更を保存」をクリックすればOKです。
■ プロフィール
つぎに、プロフィールの入力です。
ワードプレス管理画面から「ユーザー → プロフィール」をクリックしてください。
「管理画面の配色」を自分が見やすい色味に変えて、「言語」を選択します。
つぎに「ニックネーム(必須)」を入力し、「ブログ上の表示名」を選択してください。
選択が終わったら「メール(必須)」を入力します。

自分の中で管理しやすいメールアドレスを入力してくださいね。
「サイト」は自分が運営しているメインのWebサイトやブログのURLを入力する欄です。
基本的にはブログのURLをそのまま入力して問題ありません。
「プロフィール情報」も考えているものがあれば、あわせて入力しましょう。
本ブログのようにワードプレステーマにアフィンガーを使用している方は、「各種SNSの入力欄」も追加されています。
「サイトに公開して問題がないSNS」を運用していれば、それぞれ入力してください。
最後に画面いちばん下にある「プロフィールを更新」をクリックすれば入力は完了です。
6:コメント欄の運用を検討:つかわない場合は機能をOFF!
つぎに「コメント欄の運用を検討」します。
コメント欄を使用するかは自分がやりたいブログ運営の形態により異なりますが…
当ブログは数年間コメント欄を開放していましたが、現在は使用していません。
理由は以下のとおり。
- 海外からスパムコメントが入るから。
- スパムコメントを削除する作業がめんどうくさいから。
- コメント欄を閉鎖すれば、スパム対策のプラグインを削除することができるから。
(結果、すこしでもサイトの重さが軽減される) - 読者との交流は、問い合わせフォームやSNS経由でもできるから。
もちろん、コメント欄を開放していた時もスパム対策のプラグインは入れていました。
しかし、それにもかかわらず海外からのスパムコメントがけっこうな頻度で入ってたんですよね…
そこで数年後、スパムコメントを管理する時間を考えたときに、コメント欄の機能をOFFにしました。

コメントを管理する時間がなくなり、スパム対策のプラグインも削除できて一石二鳥!
ということで、わたしと同じようにコメント欄の機能をOFFにする方は、以下の手順でどうぞ。
コメント欄の機能をOFFにする
まず、ワードプレス管理画面で「設定 → ディスカッション」をクリックしてください。
「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外します。
さいごに、画面いちばん下の「変更を保存」をクリックすれば設定が完了です。
コメント欄をつかう場合:スパム対策のプラグインを入れる
コメント欄をつかう場合は、スパム対策プラグインの導入は必須です。
よくスパム対策として「Akismet Anti-spam」がおすすめのプラグインとして紹介されていることがあります。
ただ実際のところ、商用利用する場合は有料プランの契約が必要なプラグインなんです…

わたしの見解として、アドセンスやアフィリエイトをするブログは「商用利用の扱いになる」と判断しています。
そのため、このプラグインをオススメしていません。
個人的には「reCaptcha by BestWebSoft」をオススメしています。
無料版でも基本機能は使うことができ、商用利用もできる(月間1万件までの利用)プラグインだからです。
7:最低限必要なプラグインの導入と、不要なプラグインの削除
ここからは、ブログを運営するなら最低限必要なプラグインの導入と、不要なプラグインの削除について解説します。

そもそも、プラグインってなんですか?
プラグインはワードプレスブログを使いやすくするための「拡張機能」のこと。

初期状態のワードプレスは、最低限の機能しか入っていません。
そのため、そのままの状態ではセキュリティ面や使いやすさに問題が出てくるんです。
そこでプラグインを入れることで、安全面や機能面の強化をしていきます。
ただし、あまりプラグインを入れすぎるとサイトが重たくなってしまうのがデメリット。
ということで、プラグインは必要なものだけを厳選する必要があるんです。
とはいえ、使用するテーマやどのような形態でブログを運営をするかによって必要なプラグインは異なりますが…
それでも、ブログを運営するなら最低限入れておくべきプラグインがあるので紹介します。

あわせてお伝えしますね!
・ブログを運営するなら最低限必要なプラグイン
ワードプレスでブログ運営する場合、以下3つの用途を満たすプラグインは最低限いれてください。
必要なもの | おすすめプラグイン |
セキュリティを強化するもの | ■SiteGuard WP Plugin もしくは ■XO Security |
日本語の文字化けを防ぐもの | ■WP Multibyte Patch |
Googleにサイトマップを送信するもの | ■XML Sitemap Generator for Google |
基本的にこれらのプラグインは、どのテーマを入れたとしても最低限必要なものです。

ただ、検索エンジンへ正確な内容を送信するには専用プラグインを入れておく方が安心ですよ。
補足:WordPress進化による変化について
WordPress 5.0以降、日本語対応が大幅に向上しました。
また、5.5以降では標準でサイトマップ機能が追加されています。
そのため「WP Multibyte Patch」や「XML Sitemap Generator for Google」は不要という情報があるのも事実です。
しかし、まだ現段階では運用していく上で以下の懸念点があります。
- 標準機能では対応しきれない細かい問題が残っている
- セキュリティ面でのリスクがある
- より高度な設定が必要な場合がある
以上の理由により、当ブログとしては「まだ保険として導入しておく必要がある」と判断しています。
・不要なプラグインを削除する
ここからは、はじめから入っているプラグインの中から不要なものを削除する作業です。
プラグインが多すぎるとサイトが重くなるので、いらないものは消しておきましょう。
まず、ワードプレス管理画面から「プラグイン → インストール済みのプラグイン」をクリックします。

この記事では、エックスサーバーで開設したときの初期プラグインで説明します。
エックスサーバーで最初から入っているプラグインは3つありますが、以下のプラグインは削除対象です。
削除対象のプラグイン | 用途:削除理由 |
Akismet Anti-spam: Spam Protection (※)前の項目で記述済み |
コメント欄のスパム対策: コメント欄をつかう場合でも、無料プランでは商用利用が不可だから |
Hello Dolly | 管理画面の右上にルイ・アームストロングの曲、Hello Dollyの歌詞が出てくる: 本当にただそれだけの機能です。削除して全く問題ありません |
TypeSquare Webfonts for エックスサーバー | 高品質なウェブフォントを手軽に使えるプラグイン: エックスサーバーで提供されているフォントを使うためのプラグイン |
プラグインごとに「無効化」してから「削除」をクリックすれば消すことができます。

「TypeSquare Webfonts」は別のサーバーでブログを開設した場合でも、はじめからインストールされていることが多いプラグイン。

手軽に高品質なフォント(33種類の書体)を利用できるようになります。
>>> エックスサーバー公式サイト:Webフォント/書体見本一覧
サイトのデザインだけではなく、文字のデザインにもこだわりたい方にとっては使えるプラグインです。
ただし、無料でつかえるのは月間75,000PVまで。
※月間75,000PVを超過した場合、ブラウザ標準フォントの表示に戻る
個人的には以下の理由により、はじめから削除することに決めました。
- 将来的にアクセス数が増えた時に有料化するか悩む必要が出てくる。
- ページの表示速度に影響が出る可能性がある。
- フォントのデザインをいろいろ考えるより、記事を増やすことに集中したい。

…とはいえ、消してから数年経ったいまも使っていません。
・おまけ情報:プラグインを導入する時の注意点
ここからはおまけ情報。
これからブログ運営をしていく中で、いろんなプラグインを導入することが増えてくるハズです。
そのときの注意点。それは…
便利そうだからといって、なんでもかんでも入れないこと。
なぜなら、プラグインを入れすぎるとサイトが重たくなってしまうからです。
それに、初心者のうちは気づきにくいのですが…
入れようとしているプラグインの機能が、すでにテーマ側に実装されていることもあります。

結果的に「サイトをムダに重くしているだけ」なんてケース、よくあります。
また、使用しているテーマと相性が悪いものや、アップデートすると不具合が出る場合もあるんです。
基本的にプラグインは極限まで減らすのがポイント。
どんなテーマにも公式マニュアルがあり、「推奨・非推奨のプラグイン情報」がだいたい掲載されています。
必ず目を通したり最新情報を調べたりしながら、必要なプラグインのみ厳選していきましょう!
注意ポイント
プラグインを導入した後も、定期的な見直しはとっても大切な作業です。以下の点に注意しながら運用してください。
- 1年以上更新がされていないプラグインは、セキュリティ面でリスクがあるため削除を検討する。
- 不正アクセス防止の観点から、使用していないプラグインは無効化ではなく削除する。
- プラグインの更新通知がきた場合は、ひとつずつ確認しながらアップデートする。
※自動更新を有効化する機能もありますが、オススメできません。(サイトに不具合が出た場合に、原因特定に時間がかかるから)

【ワードプレスブログ開設後】そのうちやるべき設定や作業
前の項目までで「すぐやるべき設定」や「できるだけ早くやるべき設定、作業」が終わりました。
ここまでやれば記事を書き始めて問題ない段階ではありますが、そのうちやるべき設定や作業がのこっています。
記事の作成と並行ですすめていきましょう。

1:初期サンプルページ(投稿・固定ページ)の削除
「初期サンプルページ(投稿・固定ページ)の削除」は1分あれば終わる作業です。
サンプルページとは
WordPressブログを開設したタイミングですでに投稿されているサンプル(デモ用データ)のこと。
特に残しておく理由はないので、基本的にすぐ削除して問題はありません。
「投稿一覧」と「固定ページ」それぞれにひとつずつありますので、削除していきましょう。
・投稿一覧のサンプルページ削除手順
管理画面から「投稿 → 投稿一覧」をクリックしてください。
「Hello world」と記載がある部分の下あたりにカーソルをあわせると、項目が出てきます。
「ゴミ箱に移動」をクリックすれば投稿サンプルの削除は完了です。
・固定ページのサンプルページ削除手順
管理画面から「固定ページ」をクリックして「固定ページ一覧」を表示しましょう。
「サンプルページ」と記載がある部分の下あたりにカーソルをあわせると、項目が出てきます。
「ゴミ箱に移動」をクリックすれば、固定ページサンプルの削除は完了です。
2:固定ページの設定
ブログを運営する場合、記事ページのほかにも必要な「固定ページ」を作成する必要があります。

これらの固定ページは読者との信頼関係を築いたり、トラブルを未然に防ぐために欠かせません。
ブログ運営するにあたって、最低限必要な固定ページは以下のとおり。
必要な固定ページ | それぞれの用途・設置理由など |
プロフィール(運営者情報) | 運営者の情報や、どのような目的でブログ運営をしているか紹介するページ (匿名でも問題なし) |
お問い合わせ | 読者や企業からの連絡を受けるためのフォームを設置するページ (プラグインを使えばかんたんに設置できる(例:Contact Form 7など)) |
プライバシーポリシー | 個人情報の取り扱い方や、使用しているアクセス解析ツール、広告の種類などを記載するページ (アドセンス申請をするときや、Googleアナリティクス、アフィリエイトなどを利用する場合は必須) |
免責事項 | 掲載している情報の正確性や、損害責任の有無など、注意書きを記載するページ (プライバシーポリシーと同じページでまとめてもOK) |
特にプライバシーポリシーや免責事項は、以下の観点からも早めに設置したいページです。
早めに設定したい理由
- 法律的な観点(個人情報保護・特定商取引法など
- トラブル・クレームを未然に防ぐ(自己防衛する)ための備え
- 広告やASPの利用条件をクリアするための準備
なお、当サイトのプライバシーポリシーや免責事項は以下のリンクからとべます。
参考ページ
※ 免責事項は、プライバシーポリシーのページ内にリンクがあります。
ぜひ参考にして、ご自身の運営内容に沿った内容にアレンジしてください。
【まとめ:基本的な設定や作業は完了!】ワードプレスブログで記事を書き始めよう!
今回はワードプレスでブログ開設してから、「記事を書く前にやるべき初期設定や作業」を初心者向けに解説しました。
この記事の内容をまとめると以下の通り。
できるだけ早くやるべき設定や作業:7選
そのうちやるべき設定や作業
これらの初期設定や作業をすませていれば、ブログ運営の「土台作り」ができた状態。
あとあと迷う場面をグッと減らすことができます。

メインの設定を後まわしにすると、将来的に大幅な修正が必要になったり、セキュリティ面でのリスクがアップします。
だからこそ、設定がまだの方はこの記事を参考に「あなたのブログの土台づくり」をバッチリすませてしまいましょう。
>>> 本記事内「【ワードプレスブログ開設後】すぐにやるべき初期設定」までもどる
この記事が、安心してブログ記事の執筆をスタートするためのお役に立てたならこれ幸いです😊
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!