矛盾を抱えたまま生きるからこそ、見えるものがある。
「もっと幸せになりたい」
そう思う一方、なぜか満たされない気持ちを抱いたことはありませんか。
わたしはとある本を読んだ時に出会った一節から
「幸せってなんだろう」と考え直すキッカケを得ました。
人間なんて、ないものねだり。だから楽しい。
そんな気づきや、悩んだ時に目をむけるべきポイントなど。
これからの人生を生きる上で学びにつながる本だったのでシェアします。
この記事はこんな方におすすめ
- いつも「もっと幸せにならなきゃ」と焦ってしまう方
- 完璧主義で自分を追い込みがちな方
- 悩みや不安が尽きないと感じている方
- 心を軽くして日々をもっとシンプルに楽しみたい方
「1年たつのが早くなった」
そう感じるすべての大人に
目次 タップでとべます
■ 受け入れることで見えてくる幸せとは
よくよく考えたら自分って幸せな状況のはず。
それにもかかわらず、なんだか物足りなさを感じる…
みなさんも、そんな感情をいただいたことありませんか。
わたし自身、すこし前まではそんな感情を抱きがちでした。
しかし、そんな感情を見つめ直すキッカケになった本があります。
■ あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方:書籍について
日常の物足りなさを見つめ直すキッカケを与えてくれた本。
それが、佐藤舞さんの「あっという間に人は死ぬから」です。
本の情報
- 書籍:あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
- 著者:佐藤 舞(サトマイ)
- 出版社 : KADOKAWA
- 発売日 : 2024/7/19
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4046069333
- ISBN-13 : 978-4046069337
- 寸法 : 12.8 x 1.7 x 18.8 cm
著者の佐藤舞さんはデータ分析・活用コンサルタント。ビジネス統計学の専門家です。
YouTubeのチャンネル「謎解き統計学 | サトマイ」も運営されていています。
(チャンネル登録者数:
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読んだ人の「人生の羅針盤」となるよう執筆されたこの書籍。
先延ばしや浪費を生み出す「時間モンスター」の正体をあぶり出してくれた一冊です。

この書籍の中では、仏教書「歎異抄:たんにしょう」の考え方が紹介されていました。
その中でも特に響いたのが、人が感じる「苦しみに対しての考え方」です。
この本をとおしてその考え方にふれることで、わたしは気づきを得ました。
自分の本当の幸せに気づくには、人間であるがゆえの矛盾を楽しむしかない
この気づきがあったことで、これからの人生をより楽しく生きていけると感じたのです。
■「苦しさ」は2種類ある
この本では「歎異抄:たんにしょう」の考え方に触れながら
人が抱える「苦しさ」は大きく分けて2種類あると解説されていました。
2種類の苦しさを「木」に例えて表現していたのです。
それが「根本の苦しみ」と「枝葉の苦しみ」でした。
【2種類の苦しさ:その1】根本の苦しみ
根本の苦しみとは、すなわち「煩悩」のこと。
- 欲望
- 嫉妬
- 妄念 など
人間である以上どうしても湧き上がってしまう感情ですね。
これは生きている限り完全にはなくならない、いわば人間の「根っこの部分」にある苦しさです。
【2種類の苦しさ:その2】枝葉の苦しみ
枝葉の苦しみとは、「漠然としたココロの迷い」のこと。
「将来が不安」
「死んだらどうなるのだろう」
このような先が見えないことに対する不安や迷いのことです。
わたしたちが日常で感じる不安やストレスは、この2種類どちらかに分類ができます。
■ なくすことができないキモチ
突然ですが、木をあたまの中にイメージしてみてください。
枝葉だけ切りおとした場合、どうなるでしょうか。
一時的にはすっきりしたように見えるでしょう。
しかし、しばらくすればまた新しい枝葉が伸びてくるものです。
根本からガサッと断ち切らないと、その木はなくなりません。
悩みや不安も同じで、根本から断ち切らない限りはなくならないものです。
とはいえ、よく考えてみると…根本の苦しみ=煩悩(欲望や嫉妬などの塊)
「生きている限り変えることができない、人間の本質」なんですよね。
ガサッとカンタンに断ち切れるものではないほどに、頑丈なものです。
そういう気持ちを完全になくすことなんて、誰にもできないものなんです。
■わたし自身、もがいていました
それこそ過去のわたしは、とにかく完璧を求めすぎるタイプでした。
「完璧になれば、きっといろんな悩みから解放される」
そう本気で信じて、必死でもがいて本当に苦しんだ時期があります。
しかしいくら頑張ったとしても、自分の中の欲望や執着心を消すことなんてできませんでした。
快楽順応がはたらくのか、一つクリアするとまた新たな欲望が出てきての繰り返し。
他人軸で生きてた上に「根本の苦しみは変えられないもの」と認識してなかったが故、負のスパイラルに陥っていたんだと思います。
■ 大切なこと:克服するよりも受け入れる
苦しさや悩みを感じた時に大切なこと。
それは「どうやって克服するか」よりも「どう受け入れるか」という視点です。
幸せになろうとして頑張れば頑張るほど、かえって苦しくなることってあります。
それは、「どう頑張っても変えることができないもの」を変えようとしている時に起こるものです。
だからこそ悩みや苦しさを感じた時にはまず、その悩みが「変えられるものなのか」を考える必要があります。
結果、その悩みが「変えられるもの」ならできる範囲で少しずつ行動していけばいい。
でも、その悩みが変えることだできないものだった時は、無理に克服しようとして苦しむ必要なんてありません。
「そういうものだ」と受け入れたり、ちがうことに目を向けてみる努力をしてください。
それだけで、悩みをゼロにすることはできなくても、不思議と気持ちはラクになっていくもの。
むしろ「そんな自分も人間らしい」と理解すれば、矛盾ごと人生を楽しめるようになっていきます。
克服するよりも「矛盾を受け入れること」が、幸せを感じるためのコツ。
残りの人生を幸せに、豊かに生きていくためのヒントになった本でした。
>>> 人生の矛盾も楽しもうと思えた「あっという間に人は死ぬから」はコチラ
■ 幸せを感じるコツ=人間としての矛盾を楽しむっきゃない!
今回、わたしに「矛盾を楽しむ=幸せを感じるコツ」だとおしえてくれた「あっという間に人は死ぬから」。
今までムダに悩んでいた時間から解放されるキッカケとなる良書でした。
ついつい悩みがちな方や、漠然とした不安を抱えがちな方は、ぜひ手にとってみることをオススメします。

さいごに、そんな悩みを抱えた方に朗報です。
実は今回ご紹介した「あっという間に人は死ぬから」ですが、無料で内容を知る方法があります。
その方法は「アマゾン オーディブル(amazon audible)」です。

通勤中や家事の時間が、耳をつかう読書時間にかわるツールです。
無料で使える体験期間もあるので、気になる方は以下の記事をどうぞ。
ではでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事をとおして、幸せを感じるためのコツを知るキッカケになったのであれば嬉しいです☺️
いっしょに人間が抱える矛盾も楽しみながら、人生をたのしく生きていきましょう〜🤗
ではまた次回の記事で。
Hasta luego〜^^♪
(アスタルエゴ:スペイン語でさようなら)
本の情報
- 書籍:あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
- 著者:佐藤 舞(サトマイ)
- 出版社 : KADOKAWA
- 発売日 : 2024/7/19
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4046069333
- ISBN-13 : 978-4046069337
- 寸法 : 12.8 x 1.7 x 18.8 cm